弁当忘れても、傘忘れるな

「弁当忘れても、傘忘れるな。」これは、日本の山陰地方の言い伝えです。山陰地方は、冬は毎日どんよりとした曇りの天気で、一日中太陽がのぞく日は1週間に1回あればいい方です。冬の間は、例え今は晴れていても、30分後には雨や雪が降っているかもしれません。天気は猫の目のように変わります。そして、毎日のように雨や雪が降り続きます。そのため、弁当より傘が大事と昔から言われているのです。日本は南北に細長く、狭い上に山が多いため、地方によって、天気が全く違います。山陰地方から、中国山地を越えると山陽地方となり、そこは「晴れの国」と呼ばれるほど冬でも晴天が多いところです。このように、昔の人からの言い伝えは、私たちの生活に役立つことがわかりますね。

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