消えるガソリンスタンド 

1.まずは講師と一緒に文を読んで発音の練習していてください。読んだ後は講師から発音のアドバイスをもらいましょう。

 給油先探しにまごつくことが増えた。当てにしていたスタンドへ行ってみると閉店の貼り紙が。高速道路で「次の給油所は150キロ先です」という掲示を見て慌てたこともある▼石油流通に詳しい東洋大の小嶌正稔(こじままさとし)教授(59)によると、国内のガソリンスタンドはこの四半世紀で実に半減した。最盛期の1994年には6万軒を超えていたのが、いまや3万軒に。廃業は年に1千軒のペースに達したというから驚く
▼「マイカー離れでガソリン需要が落ち込んだ。老朽化した地下タンクの改修が義務づけられて、経営を断念する人が増えました」。今後、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)が普及すれば、従来通りのガソリン頼みの商法では立ちゆかなくなると指摘する▼かつてスタンドは各国の若者があこがれる最先端の職業だった、と教授は言う。1964年公開の仏映画「シェルブールの雨傘」でも、別れの哀(かな)しみが港町の給油所を舞台に描かれる。「日本で給油所が急増したのも同じ60年代でした」
▼震災のたび、スタンドには長蛇の列ができる。飲料や食料と同じように燃料を確保できないとだれしも不安になる。「4時間も行列して給油した」「いまでも燃料計が半分を指すと怖くなる」。緊急時はもちろん、平常時の暮らしも給油所に支えられている▼離島や山間部では近年、給油拠点をどう維持するか試行錯誤が続く。「津々浦々にあって当たり前」という長年のガソリンスタンド観が揺さぶられる時代である。

2.講師に次の表現について説明してもらいましょう。
維持
だれしも
かつて
3.先学んだ文法と単語を用いて、文を作りましょう。
 
4.講師から発音のアドバイスを注意しながら、もう一回文を読みましょう。
 
5.講師と社会発展とともに消えてゆく物について話し合いましょう。

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